ピーチ、那覇/東南アジア線に意欲-那覇の小拠点化はかる

  • 2013年3月11日

MM代表取締役兼CEOの井上慎一氏 ピーチ・アビエーション(MM)代表取締役兼CEOの井上慎一氏はこのほど弊誌インタビューに応じ、那覇から東南アジアを中心とした国際線就航に意欲を見せた。那覇からMMが保有するエアバスA320-200型機で就航可能な、タイ、ベトナム、フィリピン、中国南部などの4時間圏内のデスティネーションに就航したい考え。ただし、「4時間圏内の地域は全てターゲット」であり、具体的な時期や就航先については未定とした。

 那覇については小拠点化をはかる考えで、沖縄/新石垣線の就航もその一環。国内線は沖縄のLCCターミナルを活用しているが、国際線についても同様の施設で運航したいとしており、空港側に働きかけをおこなっているという。

 乗客は訪日外国人がメインになる見込み。井上氏は「沖縄は豊かな自然、グルメなどの1級品の観光資源が揃っている」とし、地元地域と密着した観光促進の取り組みに意欲を示した。さらに、日本人の需要については、国内線で九州/関空/新千歳など、コストセーブのためにMMを乗り継ぐ旅客が増えているとし、沖縄経由の海外旅行についても「潜在需要なのでよくわからない部分もあるが、可能性としてはある」と述べた。

※インタビューの詳細は後日掲載予定