スターウッド、グローバル本社機能をドバイへ移転-4月5日まで
スターウッドホテル&リゾート・ワールドワイドは、3月5日から1ヶ月間、グローバル本社機能を米国コネチカット州スタンフォードからドバイへ移転している。同社は2011年6月、実験的に中国への本社機能移転を実施しており、その成功例を受けて今回のドバイへの移転を決めたもの。多角的な視点の確保や、よりグローバルな社風の醸成をめざすという。
期間中は、スターウッド社長兼CEOのフリッツ・ヴァン・パーシャン氏を含む200人位上の役員と総支配人がドバイへ移動。通常業務に加え、アラブ首長国連邦(UAE)にいるホテルスタッフ、顧客、オーナー、デベロッパー候補と直接会うことや、成長都市のムンバイ、アディスアベバ、ジェッダ、ドゥシャンベ、クウェートなどへの出張も予定しているという。
なお、ドバイを選択した理由としては、世界人口の3分の2に8時間以内にアクセスでき、先進国と新興国、洋の東西を繋ぐ玄関口であり、スターウッドとしても今後の事業展開における重要拠点として捉えているためという。
これまでもスターウッドでは、2009年にドーハで「Wドーハ」の営業を開始して以降、ホテル開設を続けており、「Wホテル」はドバイに2軒、アマン、マスカット、アブダビでも開業を予定。さらに、複数のセントレジスの運営も計画している。