12年のホテル宿泊料は3%増、ユーロ危機で値上がり抑制か
ホテルズドットコムによると、2012年に世界の平均宿泊料金は前年比3%増加となった。地域別では、カリブ海がオールインクルーシブ旅行の傾向が高まり6%増。北米は海外旅行者が殺到してディスカウントする必要が少なかったため近年最もいい結果となる5%増。
また、太平洋はオーストラリアでの鉱物ブームとオーストラリアドル高により4%増。中南米ではブラジル、メキシコの好景気によって宿泊料金は継続的に伸び1%増。アジアはルピーの急落、東シナ海の政治的緊張、東日本大震災やタイの洪水からの回復など宿泊料金を上下させる出来事が起こったが、結果的に2%増となった。
なお、2011年の4%増よりも上昇率が抑えられたが、ホテルズドットコムでは、ユーロ圏の経済問題が下半期の成長を鈍化させたためと分析している。