全日空（NH）は2月26日、羽田空港の旅客サービスに関わるスタッフ間の業務連絡手段としてスマートフォンを導入した。従来は無線機を使用していたが、オペレーションと利用者へのサービスの品質の向上、運営コストの削減をはかる。

　無線機では音声のみで1人が電波を使用すると他のスタッフは通信ができなかったが、NTTドコモが提供するボイスミーティングを活用することで、最大約200名のスタッフが同時会話や、文字や画像を送受信できるようになった。

　また、アプリケーションを活用することで、利用者への情報提供の方法も変更。これまでは運航情報や便情報を業務端末から得ていたが、一斉に音声や文字で受信できるようになった。さらに、インターネットで目的地の交通情報や空港の情報を取得し、案内できるようになったという。