KNT個人が組織改正、「横型組織」化-企画部門の分割も
近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)は3月1日付けで組織の一部を改正する。改革スピードの向上と組織活動の全社最適化をはかり、従来の縦型組織から横型組織へ改編するとともに、マーケティングと人材教育の機能を、近畿日本ツーリスト個人旅行販売(KNT個人販売)と一体的に実施できるようにする。
具体的には、KNT個人とKNT個人販売との製販一体経営のため、「国内旅行商品事業本部」と「海外旅行商品事業本部」、「提携販売事業本部」を統合して「旅行事業本部」を設置。その下に「テーマ旅行事業部」「eビジネス事業部」「中部事業部」「関西事業部」を置く。
テーマ旅行事業部はテーマ型商品の企画販売を推進し、eビジネス事業部はウェブと店舗販売の融合、システムの管理、ウェブサイトの管理運営を担う。また、中部と関西の事業部はそれぞれの地域で、製販一体経営のための戦略を策定し、地域商品の開発もおこなう。
また、「営業支援本部」を設置し、その下に「人材教育部」「海外航空仕入事業部」「管理部」を配する。さらに、現在は東京にあるメイトとホリデイの企画部門を首都圏、中部、関西、テーマ旅行の部門ごとに分割。加えて、店舗とウェブサイト、電話のクロスチャンネル化とサービス向上のため、東名阪にコールセンターを設置する。
人材教育部では、メイトとホリデイの店舗販売スキルを引き上げるための教育や、現地への下見出張を支援。このほか、マーケティング部では顧客管理と商品マーケティング、店舗戦略機能を担当する。新旧組織図は下記リンク先のPDFファイルの通り。
▽KNT個人旅行、新旧組織図
・組織改正後(2013年3月31日~)
PDFファイル
・組織改正前(~2013年2月28日)
PDFファイル