エアアジア・ジャパン、中部発国際線に意欲-拠点化は4月以降めどに

  • 2013年2月10日

JW代表取締役社長兼CEOの小田切義憲氏  エアアジア・ジャパン(JW)は、中部発の国際線就航に意欲的だ。JW代表取締役社長兼CEOの小田切義憲氏は弊誌インタビューに応え、「中部は成田よりも約1時間西に行っているため、我々の目的地のレンジも1時間伸びる。そのなかからプロフィットの高い路線を今後検討していきたい」と意欲を示した。

 中部路線については、当初はJWが既に就航している新千歳、福岡、那覇、仁川、釜山の5空港を中心に目的地を選択していく考えで、すでに2月6日には中部/福岡、新千歳線の就航を発表済みだ。今後の展開としては「新規就航も検討の視野に入れている」とし、同社が保有するエアバスA320型機材で就航可能な4時間圏内のデスティネーションを検討中とした。具体的には、台湾や香港、中国本土の一部、グアム、サイパン、マニラなどが検討先としてあがっているという。

 中部の拠点化については、4月以降、新機材の受領に合わせておこなう予定だ。JWでは13年1年間で4機程度保有機材を増やす計画。小田切氏は「平均年間5機程度の飛行機を入れていきたい」考えを示した。

 また、中部空港が2014年夏の供用開始を目標としているLCCターミナル用のローコストターミナル(LCT)については、コスト削減に向けた要望を伝えるなど働きかけを継続するとした。

※インタビューの詳細は後日掲載