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関空旅博で需要喚起 JATA関西支部・年賀会

 日本旅行業協会関西支部(JATA、髙橋広行支部長=JTB西日本)は1月7日、大阪市北区のリッツカールトン大阪で年賀会を開いた。在関西総領事館や国内外の関係者、会員会社など約400人が出席した。

 髙橋支部長は「昨年前半は近年になく海外旅行が勢いづいたが、後半は近隣諸国の影響で訪日や海外旅行が落ち込み、改めて我々の業界は平和、平穏でないと成り立たない業界であることを痛感した」とし「高速バスやトレッキングの事故などにより業界の安全・安心が問われた1年でもあった」と話した。その一方、スカイツリーの開業で関東の国内旅行が潤い、海外旅行も1800万人を記録するなどを考えると「まずまずの1年だった」と総括した。

 今年については「円高や連休などの効果により海外旅行は昨年以上に伸びるものと期待したい」とし、国内旅行は「スカイツリーのさらなる効果、TDLの開園30周年、伊勢神宮の式年遷宮などで活性化するだろう」と見通した。

 また、JATA関西支部としては「今年第9回目を迎える関空旅博を5月18-19日に開催するが、会員各社のワークショップを設けるので、業界あげて旅行需要の掘り起こしを行いたい」とし、研修会や勉強会を拡充して人材育成に努めたいと語った。

 続いて近畿運輸局の大黒伊勢夫局長のあいさつのあと、関西国際空港の福島伸一会長が乾杯の音頭を取って、懇談・賀詞交換宴に入った。会場では特別ゲストとしてバークリー音楽大学提携校である甲陽音楽学院講師によるジャズ演奏が行われて、宴を盛り上げた。


情報提供:トラベルニュース社