開館以来最大のリニューアル 大阪・海遊館に新エリア誕生
大阪市港区の海遊館に3月13日、アザラシやペンギンの生息環境を忠実に再現した「新・体感エリア」がオープンする。総事業費約15億円をかけた開館以来最大規模のリニューアルで、同館では「今まで以上にわくわくと感動を提供する水族館」とアピールしている。
新エリアは、海遊館エントランスビル3-4階に設ける。延べ床面積約1100平方メートルを「北極圏」「フォークランド諸島」「モルディブ諸島」の3ゾーンに分ける。いずれも、海遊館が開館当初から取り組んできた生態展示を進化させ、アクリルパネル越しではなく直接見て、声を聞いたり実際に触れることもできる。
北極圏ゾーンは、北極圏の温度そのままに、ワモンアザラシが氷をかく音やにおいを間近で感じられる。世界最大級の天井ドーム型水槽では、氷の海の中でワモンアザラシと出会ったような感覚が味わえる。ショートホーンやスカルピンなど北極の海に暮らす生物も同時に展示される。
フォークランド諸島ゾーンは、イワトビペンギンを間近に観察できる。造波装置を導入し、荒々しい波が押し寄せる岩礁地帯を再現し、イワトビペンギンの暮らしを体感できる。
モルディブ諸島ゾーンは、外周約30メートルのふれあい体験水槽にサメ、エイなどが泳ぐ。海水に手を入れ生き物に直接触れることもできる。
新エリアのオープンを記念して、期間限定の体験プログラムの実施も予定されている。オリジナル・キーホルダーづくり、ウミガメふれあいタイムなどが行われる。
情報提供:トラベルニュース社