JTB交流文化賞、最優秀賞は石川県の「花嫁のれん」、語り部活用で
ジェイティービー(JTB)はこのほど、第8回JTB交流文化賞の受賞作品を発表した。今年は地域や観光地の組織・団体を対象とした「交流文化賞」、一般の旅行者が対象の「交流文化体験賞一般個人部門」のほか、新たに小中学生対象の「交流文化体験賞ジュニア部門」を設定した。
今回は交流文化賞57作品、交流文化体験賞一般個人部門141作品、交流文化体験賞ジュニア部門546作品の応募があった。「交流文化賞」最優秀賞には、石川県七尾市一本杉町町会の作品「『花嫁のれんのまち』のと・七尾 一本杉通り「語り部処」でふれあい「茶の間の観光」』が選ばれた。
これは、同地域に幕末から伝わる婚礼の風習「花嫁のれん」をテーマに商店街の活性化を進めているもの。毎春「花嫁のれん展」を開催し、語り部による「語り」を楽しむ語り部処を各店舗に設置。名古屋、東京、関西地区で「語り」とともに花嫁のれん展も開催しているという。
また、交流文化体験賞一般個人部門の最優秀賞は小高朋子さんの「大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ『車座おにぎり』で、笑顔といのちにつながる旅」が受賞。交流文化体験賞ジュニア部門の最優秀賞は、小学校低学年の部が松尾倫之介さんの「ぼくの京都旅行」、小学校高学年の部が白根拓実さんの「ホタルに教えてもらった滋賀県のよさ」、中学生の部が深澤崇史さんの「都会っ子の一人旅 in 平戸」となった。