春秋国際旅行社、日本支社開設-ホールセールも

  • 2013年1月20日

 春秋国際旅行社は2012年7月、日本支社として日本春秋旅行を開設した。尖閣問題の影響も踏まえ、今年春から本格的に営業を開始していく計画で、現在準備を進めているという。グループ会社である春秋航空(9C)のネットワークを活かした商品を造成し、アウトバウンド、インバウンド双方をターゲットに活動を展開していく方針だ。

 販売はウェブサイトでの直販に加え、旅行会社へのホールセール事業もおこなっていく。基本は9Cの日本路線の座席数の約1割を活用して造成をおこなっていくが、閑散期は割合が増える見込み。将来的には春秋航空日本の国内線も活用していきたいとした。

 アウトバウンドでは、9Cの路線展開に合わせた商品を造成し、まずは閑散期のキャンペーン商品を中心に展開していく計画だ。専用ウェブサイトを立ち上げ、サイトでの直販を実施する予定だ。さらに、旅行会社へのユニット販売もおこない、旅行会社と共同での商品開発も視野に入れて活動していく。将来的には旅行会社用ウェブサイトも作成するとした。また、修学旅行などの団体需要の取込もはかる。

 一方、インバウンドでは日本支社ならではの質の高い商品提供をめざす。ターゲットは上海や北京などの大都市に加え、瀋陽、武漢、天津、鄭州、重慶、西安などの地方発の需要拡大にも取り組んでいく。また、春秋国際旅行社側のサポートとして、日本国内の最新情報の収集・提供、受入体制の強化もはかる。将来的には関西方面や北海道・東北方面に営業所を設置したい考えだ。