楽天トラベル、フィリピンとベトナムに新拠点を設立

  • 2013年1月15日

 楽天トラベルは13年1月1日、フィリピンのマニラとベトナムのホーチミンに新たな拠点を設立した。東南アジアでの事業拡大をはかる考えで、2013年上期中にはマレーシアにも新拠点を設立する予定だ。

 楽天トラベルは昨年3月1日に東南アジア地域の営業の中核拠点としてシンガポール拠点を設立。同年4月にはインドネシアのジャカルタにも拠点を設置した。同社によると、拠点設立が奏功し、2012年の予約流通総額(取扱高)はシンガポールが前年比54%増、インドネシアが29%増と増加。2008年にバンコクに拠点を設立していたタイも46%増と好調だったという。

 今回の新拠点設立は東南アジアでの展開の第2ステップとの位置づけで、もともと取扱の多かったフィリピン、ベトナムのさらなる需要拡大をめざす。まずは日本人海外渡航者向けのホテル仕入れを中心に展開。現地にインターネットトラベルコンサルタント(ITC)を配置し、契約ホテル数の増加と企画、提案力、営業力を生かした日本人向け商品ラインナップの充実をめざす。さらに海外拠点でマーケティング活動を積極的に展開していく考えで、将来的には現地顧客の取り込みもはかる。