エティハド航空、13年は「飛躍の年」、旅行会社と成長を
エティハド航空(EY)日本支社長の稲場則夫氏がこのほど本誌インタビューに応じ、2013年がEY日本支社として「大きな飛躍の年」になるとの見通しを示した。これは、夏スケジュールで成田線がデイリー化することに加え、6月にはアブダビ/サンパウロ線の開設を予定しており、「今までまったくリーチしていない市場」にも取り組むことが可能となるため。世界最優秀エアラインとして4年連続で表彰される品質の良さなどについて認知向上に努めるとともに、「旅行会社と一緒にビジネスを拡大していけるようしたい」考えだ。
EYは2010年に中部/北京/アブダビ線と成田/アブダビ線に就航し、現在は両路線を週5便ずつ運航しているところ。2012年9月の段階で平均搭乗率が87%となり、同様の需要動向が2013年第1四半期まで続くなど、好調に推移。夏スケジュールのデイリー化では接続可能な便数が40%増えるといい、さらなる需要獲得を見込んでいる。
EYの強みについて稲場氏は、「ワールドスタンダードの一番高いところをめざしている」というプロダクトやサービスの品質を挙げ、例えば日本、中国、韓国の路線で箸の種類を変えるなど、繊細さも特徴とした。2013年はデイリー化に合わせて、これまでは積極的ではなかったという広告展開も計画しており、認知向上により利用増をはかっていく方針だ。
このほか、昨年実施された日本とアラブ首長国連邦の航空当局間協議では、羽田就航も可能となったが、これについては「今のところ予定はない」と説明。「まずはデイリーになる成田と週5便の中部をしっかり埋めていく」という。
※インタビューの詳細は後日掲載予定