ドイツ、若者向け観光スポットのアピール強化−専用サイト開設、割引も
ドイツ観光局は若者層の需要喚起をはかり、ドイツ在住の若者が勧める観光スポット情報のアピールしていく。同局によると、15歳から24歳までの若者層は年々4%から5%増加しているといい、今年は観光テーマを「ヤングトラベラーのドイツ」に設定。若者の取り込みを強化し、将来のリピーター化につなげたい考えだ。このほど旅行会社などの協力のもと、ドイツに住む若者にアンケート調査を実施し、同世代の外国人に勧めたい地元のハイライトスポットの情報を収集。キャンペーン用のコンテンツに活用していく。
若者向けハイライトスポットの情報は、今年実施する若者の需要喚起キャンペーン用の専用ウェブサイトや専用アプリのコンテンツに反映させ、今年3月に開催予定の旅行産業見本市「ITB」で正式に公開する予定だ。専用サイトではインターアクティブマップを提供。YouTubeへの投稿動画や、TwitterやFacebookへの投稿とリンクすることで、利用価値を高めていく。
さらに、ドイツ国内の無料Wi-Fiスポット情報を提供するインターアクティブマップ簡易版をスマートフォン用のアプリで用意し、ドイツ語と英語で提供。無料配布用の地図付パンフレットも用意する。
また、海外からの若者の旅行者には、キャンペーン協賛パートナーからの割引特典が得られる専用サイトを用意する。旅行者にはサイトにアクセスできるリストバンドを協賛パートナーやユースホステル、国外の一部旅行会社などで配布する予定だ。