オーストリア・ウィーン、「リヒテンシュタイン・シティーパレス」3月リオープン
「リヒテンシュタイン・シティーパレス」は、9区の庭園宮殿と並び侯爵家の建築の宝石として、ブルク劇場と市民庭園の間のウィーン市街地に優雅に建っています。
4年間もの修築期間を経て、この宮殿はウィーンのバロック最盛期の最も価値のある建物として、2013年春にお目見えします。
バロックの化粧漆喰の天井は、オリジナルの家具設備の贅沢なネオ・ロココ調のインテリアやミヒャエル・トーネットによる洗練されたフローリングと共に、全体的に調和のとれた素晴らしい雰囲気を醸し出し、過ぎ去りし時代を思い起こさせます。宮殿全体は、現在入念な修築が行われており、外壁は手間のかかる作業により再びオリジナルの状態に戻されます。
「シティーパレス」の豪華な部屋を高級なイベント会場として利用することができ、ハイクラスの催し物は、予約が必要な宮殿見学のガイドツアーで見ることができます。
大がかりな修築の目的は、建物全体を今日の基準に適応させることでした。しかしながら歴史的な魅力と100年以上かけてできた古艶の保持は、修築の際に最も重要な点として数えられました。
中庭には、ウィーンにある侯爵コレクションの財宝を完璧に調整された環境で将来的にも保管するために、3階建ての保管庫が建てられました。計画された修築を短期間で終了させるため、多くの部屋に暫定的な下がり天井が作られました。これは化粧漆喰の天井と床を同時に作業するためでした。
修築工事は、リヒテンシュタイン侯爵の不動産管理局の依頼により、ヴェードルン建築事務所の総監督の下、行われました。
修築作業の終了後、この宮殿には侯爵家の銀行であるLGTリヒテンシュタイン銀行ウィーン支店が入ります。改築工事の費用は、およそ1億ユーロでした。
※詳細: リヒテンシュタイン・シティーパレス 公式サイト
http://www.palaisliechtenstein.com/ (ドイツ語、英語)
情報提供:オーストリア政府観光局、日本海外ツアーオペレーター協会