成田、12年の10大ニュース発表-LCC就航やターミナル整備、着陸料改定など
成田国際空港はこのほど、「成田空港10大ニュース2012」を取りまとめた。1番目にあがったのが国内線、国際線へのLCCの就航。国内線は7月3日にジェットスター・ジャパン(GK)、8月1日にエアアジア・ジャパン(JW)が新規就航しており、2社の就航で7月以降の国内線旅客数は前年比2倍以上に増加した。また、国際線はJWが10月28日に仁川線、11月28日に釜山線、スクート(TZ)が10月29日に台北経由のシンガポール線の運航を開始した。
また、LCC関連では3番目にLCC専用ターミナルの新設が入った。現在2014年度中の完成をめざして整備中で、当面は国際線は第2ターミナル、国内線は第2ターミナルの北、南側に新設した施設で対応している。
そのほか、2番目に日本航空(JL)のボストン線、サンディエゴ線、全日空(NH)のヤンゴン線開設などによる国際線ネットワークの拡充、5番目に12年冬ダイヤで総発着回数が週4140回、国内線発着回数が週810回、就航都市数が111都市、乗り入れ航空会社数が79社となり、過去最高を記録したことがあがった。13年4月1日から適用される国際線着陸料の値下げや、国際線手荷取扱施設使用料の区分見直しと101席以上の単価引き下げなどについても10大ニュースに選ばれた。10大ニュースの詳細については下記の通り。
▽10大ニュース
・国内線・国際線にLCCの就航相次ぐ
・国際線ネットワークが更に拡充
・LCC専用ターミナルの整備を発表
・ビジネスジェット専用ターミナル「Business Aviation Terminal-Premier Gate-」の供用開始
・週間発着回数が過去最高を記録(2012年冬ダイヤ)
・2013年4月1日より適用となる国際線着陸料等の改定料金を発表
・空港アクセスの改善
・デジタルサイネージの運用開始
・お客様サービスのさらなる向上
・航空旅客数が8億人、国際航空貨物量が5000万トンを突破