JATA、日豪観光交流年に協賛-販促キットやセミナーも

  • 2012年12月23日

 日本旅行業協会(JATA)は、オーストラリア政府観光局(TA)と日本政府観光局(JNTO)が2013年に展開する「日豪観光交流年」に協賛し、サポートをおこなっていく。日豪観光交流年は双方向の交流促進をはかるもので、2013年中に約65万人の相互交流をめざす目標だ。海外旅行推進部担当副部長の沖野三郎氏によると、アウトバウンド40万人、インバウンド25万人を想定しているという。

 沖野氏によると、2012年1月から10月までのオーストラリアへの日本人旅行者数は5.9%増。10月単月では4.9%減と減少したが、総じて増加傾向にあり、航空座席の増加が奏功したとの考えだ。沖野氏は今後両国間の航空座席の更なる安定供給のためにも観光促進が必要とし、日豪観光交流年をきっかけに、現在の航空座席数である約57万席からさらに増やしたいと述べた。

 JATAでは交流年に際し、交流年の特設ウェブサイトとJATAウェブサイト内の「もっと!海外へ」サイトをリンクし、双方の観光情報の発信機能を強化。さらに、両国間の姉妹都市交流を深める活動をサポートするとともに、姉妹都市にアプローチする旅行会社の法人・団体営業などを対象に、ポスターやクリアファイルなどの販促キットを制作、配布する計画だ。また、旅行業界向けセミナーも実施する予定で、すでにオーストラリア政府観光局12月にMICEをテーマにセミナーを実施。3月に同様のものを大阪でおこない、地方都市でも順次開催したい考えだ。