AC、レジャー向けに「エア・カナダ・ルージュ」設立-13年7月運航開始
エア・カナダ(AC)は12月18日、レジャー市場をターゲットに新会社「エア・カナダ・ルージュ」を設立した。新会社設立でACのレジャートラベル部門の競争力の強化をはかる考えで、ACのグループ会社である旅行会社「エア・カナダ・バケーションズ」と連携して事業を展開していく。2013年7月1日から運航を開始する計画で、政府認可申請中だ。
路線は、ACの主要ハブであるトロントを主な起点とする予定。ACは現在の就航予定路線として、トロント/アテネ、ヴェニス、エジンバラ、ドミニカのプンタカナ、プエルトプラタ、サマナの3都市、コスタリカのリベリアとサンホセ、キューバのバラデロ、サンタクララ、カヨココ、オルギンの4都市、ジャマイカのキングストン、モントリオール/アテネの14路線をあげている。12月18日に航空券の販売を開始した。
運航機材は、大西洋線がボーイングB767-300ER型機2機を使用。座席は「プレミアムルージュ」24席、エコノミークラスとして足元の広い「ルージュプラス」が28席、「ルージュ」が230席の3種類制で計282席とした。北米線はエアバスA319型機2機で運航し、座席は全席エコノミーで、「ルージュプラス」24席、「ルージュ」118席の計142席。両機材ともACが既存の機材を譲渡する予定。また、2014年にACがB787を受領するタイミングで機材のさらなる譲渡をおこなう計画だ。これにより、将来的には保有機材はB767-300ERを20機、A319を30機、計50機となる見込み。
なお、就航予定路線の詳細については下記の通り。
▽エア・カナダ・ルージュ 就航予定路線:便数
・ギリシャ
トロント/アテネ線:週4便
モントリオール/アテネ線:週2便
・イタリア
トロント/ヴェニス線:週3便
・スコットランド
トロント/エジンバラ線:週3便
・ドミニカ
トロント/プンタカナ線:週3便
トロント/プエルトプラタ線:週1便
トロント/サマナ線:週1便
・コスタリカ
トロント/リベリア線:週2便
トロント/サンホセ線:週2便
・キューバ
トロント/バラデロ線:週3便
トロント/サンタクララ線:週1便
トロント/カヨココ線:週1便
トロント/オルギン線:週1便
トロント/キングストン線:週5便