ブータン政観、日本事務所を開設-エージーティに運営業務を委託

  • 2012年12月13日

 ブータン政府観光局は日本事務所を開設する。2009年からブータンの国営航空会社、ドゥルックエアー(KB)の指定販売代理店を担当するエージーティに運営業務を委託し、2013年1月1日から業務を開始する予定だ。

 ブータン政府観光局によると、2011年にブータン王国国王夫妻が来日したことなどにより、ブータンへの日本人観光客数は増加。2012年1月から6月の累計で前年比145%増の約3600人となり、今まで外国人観光客数の第1位だったアメリカを抜き、トップになった。

 エージーティによると、こうした日本市場の拡大に伴いブータン側でも日本市場への対策を強化しており、日本事務所の設立はその一環だという。2012年の日本人旅行者数累計は1万人になる見込みで、来年は2万人規模まで観光客数を増やす目標だ。

 日本事務所では今後日本旅行業協会(JATA)などと協力のもと、地方での旅行会社向けセミナーを積極的に実施し、ブータンの魅力を旅行業界にアピールしていく考え。ファムツアーの実施も検討しているという。