春秋航空、関空線は瀋陽、天津、武漢を計画-新千歳/上海線も
春秋航空(9C)は、2013年に開設予定の関空線について、9Cのハブ空港である瀋陽、天津、武漢の3路線を計画している。中国人のインバウンドを主要ターゲットに、中国地方都市から日本へ直行便を飛ばすことで、地方需要の取り込み強化をはかる考え。乗客の5割は中国人観光客で、残りはビジネス需要や日本人観光客となる見込みだ。
運航はプログラムチャーターで、週3から週4便となる予定。当初は1月末から運航を開始する予定で申請していたが、日中関係の悪化で就航を見合わせた。また、インバウンドの需要が高い北海道からの就航も計画。新千歳/上海線を週4便のプログラムチャーターで計画中だ。
新路線の開設時期については、日中間の情勢を見定めながら決定していく方針。情勢次第ではあるが、早ければ2月の春節前、遅くとも来年4月の桜の時期までには就航したい考えだ。
また、9Cは13年秋の国内線、14年の国際線就航をめざし、春秋航空日本を設立したところ。9Cは明言を避けているが、成田を活用したい考えで、人材募集も開始。また、親会社である春秋国際旅行社の商品造成を見込み、既存の国際線と接続し、日本国内を周遊できるような路線網の確立を検討中だという。