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ヴァージン、マンチェスターとスコットランドに1日12便運航へ

  • 2012年12月13日

エアリンガスのA320型機。ウェットリース時には塗装を含め「VSブランド」で運航する ヴァージン・アトランティック航空(VS)は2013年3月31日、ロンドン・ヒースローから英連邦内の3地点に1日12便の運航を開始する計画だ。すでに発表していたマンチェスター線の1日3便に加え、スコットランドのエディンバラに1日6便、アバディーンに1日3便を運航する。機材はエアバスA320型機で、年間約100万人の輸送を見込む。

 VSによると、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)がbmiブリティッシュ・ミッドランド航空(BD)の買収と引き換えに手放したヒースローの発着枠12便分のうち9便分を獲得する見込み。これをスコットランド線で活用し、すでに保有している発着枠のうち3便分をマンチェスター線で使用する。

 VSの主力事業は長距離国際線であったが、かねてBAへの対抗を明言してきたところで、これらの3路線も従来はBDが運航していたもの。VSの就航でBAとの競争が生まれることにより、消費者は選択肢の増加と運賃の低下の利益を得るとしている。また、短距離路線でも機内ではVSらしいプロダクトとサービスを提供する方針だ。

 なお、機材や乗務員はエアリンガス(EI)からのウェットリースを予定。EIとは現在インターライン契約をしているところだが、さらなる商業的な協力の可能性も探るという。