KNT、10月の海外旅行は12.3%減、団体旅行は7.0%増に

  • 2012年12月10日

 近畿日本ツーリスト(KNT)の10月の海外旅行取扱額は、前年比12.3%減の113億2963万円となった。団体旅行は7.0%増の43億9707万円と好調に推移したが、企画旅行商品が東アジア情勢の影響で大幅に減少した。

 海外旅行の部門別では、一般団体が韓国、中国方面で中止や延期が多かったものの、他方面の大型団体の取扱が増加し、6.6%増となった。また、学生団体は修学旅行以外が増加し、7.7%増となった。一方、企画旅行は韓国、中国方面の減少が影響し、取扱額は27.2%減の36億9835万円、取扱人員は25.7%減となった。ただし、韓国に関しては戻りつつあり、10月に底を打った状況だという。

 そのほか国内旅行は6.8%減の207億9047万円。企画旅行は自社企画のメイトが13.0%増、人数で9.8%増と増加し、企画旅行合計で13.0%増の67億3018万円となったが、団体旅行が前年の遠忌法要団体や大型イベントの反動などで20.3%減の100億6427万円と減少した。国際旅行は49.9%増の7億6486万円。関連商品などを含めた合計は7.7%減の333億8981万円となった。