JTBグランドツアー、13年上期は158コース-取扱人数50%増めざす
JTBグランドツアー&サービスは11月30日、2013年上期商品全158コースの販売を開始した。上期は主要顧客であるシニア層に人気が高いヨーロッパを中心にコース数を大幅に増加。取扱人員目標は前年比50%増をめざす。
上期は同社のメインであるヨーロッパ方面において、ヨーロッパでゆっくり過ごしたいという顧客のニーズに応え、11日以上の長めのコースを前年比3倍に増加。たとえば、「スイス4大名峰をめぐる スイス大周遊 12日間」では、2012年上期に人気が最も高かった「ベルニナ鉄道と氷河特急のハイライト区間に乗る アルプス4大名峰10日間」にグリンデルワルト、ツェルマットを1泊ずつ追加し、それぞれ3連泊にした。旅行代金はエコノミークラス2名1室利用で、72万8000円から83万8000円。
また、宿泊ホテルはパリやウィーン、フィレンツェなどのヨーロッパ6都市で、ジュニアスイートなどの広めの部屋や、眺望が良い部屋にアップグレードできるプランを新設した。その他、新方面として、トルクメニスタンとアルジェリアのツアーを追加。トルクメニスタンはイランと組み合わせた9日間の周遊ツアー、アルジェリアは世界遺産のムザブの谷や大砂丘のグラン・エルグ・オキシデンタルをめぐる1ヶ国のモノツアーとした。
なお、同社は参加者一人ひとりの要望にできる限り対応するため、全ツアーの募集人数を最大15名に設定。出発前アンケートをとり、航空座席や食事、自由行動中の希望を事前に尋ねるなどのサービスを実施している。ビジネスクラス利用者が過半数を超えるため、平均旅行代金は2012年上期で1名あたり82万1000円と高額となっているが、きめ細かいサービスがシニア層を中心に支持を得ており、6割以上がリピーターだという。