新潟県湯田上温泉・ホテル小柳の創業100周年を祝う祝賀会がこのほど開かれ、地元政財界や行政、全国の旅館ホテルなど200人以上が祝宴に参加した。

　ホテル小柳は大正元年に当地に料亭小柳として創業。数度の増改築を経て現在は65室350人定員の地域を代表する旅館へと歩んできた。この間、いち早いバリアフリーへの対応やミサワホームとのタイアップによる個人向け客室の提案、館内レストランと温泉をセットにした日帰りプランの拡充など、常に先を見越した投資とプランの造成で旅行マーケットに新風を吹き込んできた。

　今年の6月には100周年を記念して展望貸切風呂「百湯」（ももゆ）を新設。次の100年に向けての記念事業とした。

　新潟スキー発祥100年のキャラクター
「レルヒさん」と女将さんら

祝宴で野澤隆義社長は「多くのお客様と従業員の力添えで今日を迎えることができました。感謝感謝の100周年です」とあいさつ。これからの100年も心と体が癒される場所でありたいと話した。

　来賓の大野裕夫・新潟県副知事は「努力と感性で旅館を育てている」と賛辞を送りながら、新潟県旅館ホテル組合のリーダーとしての活動にも感謝を示した。

情報提供：トラベルニュース社