コロラド、UAデンバー線で商品造成訴え、セミナー開催

  • 2012年11月13日

 コロラド州政府観光局は11月13日、2013年4月1日予定のユナイテッド航空(UA)による成田/デンバー線の就航を前に旅行業界向けセミナーとワークショップを開催した。同局日本地区代表の星野修氏は、「ロッキー山脈に(日本から)直接入るのはUAのデンバー線だけ」と語り、コロラドへのツアー造成を訴えた。

 セミナーでは、ゲートウェイとなるデンバーの魅力のほか、地方都市、ロッキーの食、自然、温泉、スキーなどについて説明。デンバーについて星野氏は「米国に住み始めてから42年間、ほとんどの都市を見てきたが、デンバーはワンランク上の都市」と語り、文化、芸術に秀でた側面や安全性、住民のフレンドリーさなどを列挙。文化と芸術、安全性の例として、メインストリートの16番街にはピアノが複数台設置され、自由に使えるようになっていることを紹介。コロラド州の標高に慣れるためにも「必ずデンバーで1泊を」とアピールした。

 地方都市については、ボルダー、コロラドスプリングス、グランドジャンクションなどについて情報を提供。例えばボルダーでは、天皇皇后両陛下が食事をしたレストランで、同じメニューを1万円程度で提供可能である点、コロラドスプリングス近くのマニトウスプリングスでは、無料で飲むことができる鉱泉が9ヶ所で湧き出ており、これらを探し歩く楽しさなどを伝えた。食については「カリナリー・ツーリズム発祥の地」であるといい、「農園から食卓へ」のコンセプトを実践するレストランが複数あるという。

 このほか、自然については、自然については「究極のアメリカンロッキー」をキャッチフレーズの案として紹介。その上で、今後はワイルドフラワーなど高山植物を巡る「コロンバイン街道」、紅葉をテーマにした「アスペン街道」など、テーマ性を打ち出してプロモーションを展開したい考えを示した。