アウトリガー、日本市場の重要性強調-タイに2軒のホテルを開業
アウトリガー・エンタープライズ・グループは10月31日、メディア向け懇親会を開催した。合わせて来日したアウトリガーホテルズ&リゾーツ・アジア太平洋地区担当副社長のピーター・ヴァン・ダー・ホーヴェン氏は「日本はアウトリガーにとって2番目に大きな市場。これからもメディアと業界との関係を強化していきたい」と述べ、日本市場を重視する姿勢を示した。
また、ホーヴェン氏は今後のアジアにおける戦略についても言及。タイでは2012年11月にピピ島に、2013年4月にプーケット島に新ホテルを開業。サムイ島、ホアヒン、パタヤでも開発を計画中だ。さらに、2015年までにベトナムと中国海南島に進出するほか、オーストラリアでも今後2年のうちに2軒のホテルを開業する予定。セーシェルやモルジブへの進出も検討していると述べた。
懇親会では、今年11月3日にピピ島にオープンする「アウトリガー・ピピ・アイランド・リゾート&スパ」を紹介。旧ピピ・アイランド・ビレッジ・ビーチ・リゾート&スパから名称を変え、アウトリガーが運営を始めるリゾートホテルで、新設する「デラックス・ガーデン・バンガロー」を含め部屋数は156室。プーケット島の港から宿泊客専用高速船でアクセスすることも可能であることから、隠れ家的リゾートとして日本市場にアピールしていく考えだ。
さらに、来年4月にはプーケット島のラグーナ地区に「アウトリガー・プーケット・ビーチ・リゾート」を開業。アウトリガーが新たに投資し、オーナー兼マネージメントとして運営していく。旧ラグーナ・ビーチ・リゾートを全面リニューアルし、タイの雰囲気を活かしたモダンなホテルへと改装する予定だ。部屋は7タイプあり、一番下のクラスでも43㎡という広さ。また、大人2名子供2名が宿泊できるファミリールームも同ホテルの特徴としてアピールしていく考えだ。
このほか、タイ国政府観光庁(TAT)の古賀裕美子氏が最新情報として、10月30日からタイ国際航空(TG)が札幌/バンコク線に新規就航したことを紹介。今後のマーケット拡大に期待感を示した。