ジャルパック、今期業績は想定以上、JALブランドで販売強化
ジャルパック代表取締役社長の二宮秀生氏はこのほど本誌インタビューに応じ、6月の社長就任以来の取り組みや現在の市場認識、今後の意気込みなどを語った。この中で二宮氏は、今期の業績が「円高などもあり、計画を超える数値で推移している」と説明。特に、2011年4月にジャルツアーズと統合し、商品ブランドも“JALパック”に統一したことによる「化学反応」がプラスに作用しているとの考えだ。
具体的には、航空券とホテルの組み合わせが主流になりつつある国内で、ハワイなど海外のノウハウを持ち込み、沖縄の周遊商品を設定するなど変化が生まれているという。今後もこうした相乗効果も生かし、ジャルパックがテーマとして掲げる“いい旅、新しい旅”の提供に注力していく方針。
また、会社全体の方向性として、日本航空(JL)ブランドを軸とした経営を進めると説明。商品もJL便の利用を最重視し、コードシェア便の利用は「部分的」かつ「是々非々」で、LCCについても「一般論でいうところのLCCと組むことはない」と語った。
このほか、流通面では販売店を対象としたFAMツアーの実施などに取り組み、ジャルパック商品の中身について理解を深めていく考え。また、販売店にとっての売りやすさ、取り扱いやすさにも留意し、商品を展開していきたいという。
※インタビューの詳細は後日掲載予定