JNTO、外国人案内所に認定制度開始、268施設を認定
日本政府観光局(JNTO)はこのほど、外国人観光案内所の認定制度を開始し、全国268ヶ所の施設を認定した。JNTOでは1981年から外国人観光案内所として「ビジット・ジャパン案内所(「V」案内所)」を指定してきたが、従来は指定基準が全国一律で、指定後の更新制度もなかったのに対し、新制度では案内所の立地や実情、機能によってカテゴリーを分けるとともに、3年ごとの更新制度とし、案内所の質の向上と担保をはかる。
カテゴリーは1から3まで3種類用意したほか、パートナー施設も設定。例えばカテゴリー1は常駐でなくとも何らかの方法で英語対応が可能な、地域内の案内を提供する施設で、カテゴリー3は、ゲートウェイとなる都市や外国人来訪者の多い立地にあり、原則年中無休で英語、中国語、韓国語による対応を常時提供できる施設で、全国レベルの観光案内、WiFi機能を備えていることを条件としている。
今回の認定では、従来のV案内所として指定されていた案内所が多いものの、東京都が運営する都内の観光情報センター3ヶ所や、これまで指定されていなかった観光案内所55ヶ所も新たに加わったという。