事務局職員が考案した「地旅」を商品化 オーサカ・ゼンリョ
「私たちが企画した地旅(じたび)です。ぜひご参加ください」--。社団法人全国旅行業協会大阪府支部の事業会社、オーサカ・ゼンリョ(吉村実社長)の事務職員3人が地元・大阪の秋を楽しむ日帰りツアーを企画した。「プロを自認している我々でも、なかなか思いつかない内容」と吉村社長も絶賛のツアー。10-11月に3つ催行する。現在参加者を募っている。
オーサカ・ゼンリョは昨年10月に旅行業登録を取得。第1弾ツアーとして、豪雨被害に見舞われた南紀を訪ねる復興支援ツアーを実施し、業界内外から参加者が集まった。事務職員3人も添乗などの業務に従事し、会社とともに旅行業にデビューした。その後、募集型企画旅行は行っていなかったが、吉村社長は「3人のスキルがアップし、さらに成長を促そう」と第2弾ツアーの実施を決めた。
今年8月に吉村社長が「宿題」として3人に企画の立案を指示した。3人は、事務局長の鍛冶田雅弘さん、職員の金田清美さん、水谷とも美さん。初の経験に戸惑うこともあったが、吉村社長の「自由に考えていい」という後押しで「自分が秋に行きたいと思うところ」(水谷さん)などと、1人3本ずつ9つのツアー案ができ上がった。その案を吉村社長ら役員で審査、各人1つずつ商品化することを決めた。
情報提供:トラベルニュース社