オーストリア・ウィーン、皇妃エリザベートの175回目の誕生日

  • 2012年10月16日

 2012年12月24日の皇妃エリザベートの175回目の誕生日に接し、ミュージカル、展示会、そして多数の様々なハイライトがウィーンのお祝いの雰囲気を作ります。

 2012年12月24日に、皇妃エリザベート、通称シシィの生誕175周年を祝います。

 9月05日には、ウィーン・ライムント劇場でミュージカル「エリザベート」の記念年特別版の公開が始まりました。このミュージカルはシシィの誕生日を祝うだけではなく、20年前にウィーンで初演されたこのミュージカル自体にとっても今年は記念の年となります。このミュージカルは、皇妃エリザベートの人生の波乱に富んだ、そして心が動かされる逸話、活動と苦悩を描いており、観客は過ぎ去ったハプスブルク帝国の世界に浸ることができます。

 この最も成功したドイツ語のミュージカルは、日本を含む11ヵ国で850万人を動員しています。

 同様に9月からは「宮廷家具博物館」も皇妃エリザベートをテーマとしています。

 展示「コルフ島のシシィ。皇妃とアキレイオン」(2012年9月26日~2013年1月27日)は、珍しいタイプであった皇妃の旅行の喜びや数多くのオリジナルの家具、衣装、旅行用品などに焦点を当てています。

 シシィ・チケットは、「コルフ島のシシィ。皇妃とアキレイオン」の展示期間中、さらにお得になります。通常の展示(シェーンブルン宮殿、ホーフブルク王宮、宮廷家具博物館)も、2012年9月26日から2013年1月27日までの間、追加料金なしでご覧いただけます。

 宮廷家具博物館の常設展「映画の中のシシィ」では、ローミー・シュナイダーが演じた伝説の「シシィ」三部作のシーンから、撮影で使用されたオリジナルの家具が、本物の家具と対置されています。

 ウィーン・ホーフブルク王宮内のシシィ博物館では以下をお楽しみください。 
* 2012年2月から、オーバーホールされた皇妃のバスルームが見学可能
* 秋には、シシィの4人の子供の人生をテーマとした展示が「従者の部屋」にて開催
* かつての宮廷銀器及び食卓室:
 ウィーン・ホーフブルク王宮の帝国官邸の翼部は、今日、皇帝一家の家庭に不可欠だった品々の他に類を見ないコレクションがあるかつての宮廷銀器及び食卓室となっています。来訪者は、宮廷の食卓文化とその在り方を知ることができます。

* シェーンブルンにあるヴァーゲンブルク:
 ここでは、シシィの人生の行路を散歩することができます。「シシィの小道」は、彼女の結婚から1898年の悲劇的な死まで辿ることができます。皇妃が使用した豪奢な馬車や肖像画、衣装や馬車用品などが紹介されています。

 そして、ウィーンには熱狂的なシシィ・ファンの聖地がまだあります。

 市民庭園の静かな一角にある美しい記念碑、シシィがこよなく愛したスミレのシャーベットやスミレ菓子のあるコンディトライ・デーメル、シェーンブルン宮殿、浮世離れしたヘルメスヴィラ、シシィの最後の憩いの場所となったノイエ・マルクト沿いの皇帝納棺所など。

 12月22日から1月07日には、マダム・タッソーのシシィが観光案内所に立ち、お客様は一緒に写真を撮ることが可能です。


情報提供:ウィーン市観光局、日本海外ツアーオペレーター協会