春秋航空、佐賀線で1円キャンペーン-尖閣問題で需要減

  • 2012年10月15日

 春秋航空(9C)佐賀支社は10月17日から12月17日まで、佐賀/上海線で1円航空券キャンペーンを実施する。日本と中国の両政府間の外交問題の影響で需要が減少した同路線の利用促進がねらい。期間中、毎日50席を上限に片道1円で販売する。別途燃油サーチャージと上海浦東空港施設利用料は徴収する。

 同路線は1月18日の就航後、搭乗率80%超の水準で推移し、7月に週3便に増便したものの、尖閣問題を受けて9月は搭乗率63.1%に落ち込んだ。しかし、10月8日に9C会長と佐賀県知事の会談では、現状の週3便を維持することを決定。9Cの1円キャンペーンに対し、佐賀県は事業所への営業活動や県ホームページでのピーアールで協力していく。