エアアジア・ジャパン、国際線もウェブ重視-片道980円も

  • 2012年10月10日

(中央)エアアジア・ジャパン代表取締役社長の岩片和行氏 エアアジア・ジャパン(JW)代表取締役社長の岩片和行氏は、10月10日、国際線就航に向け開催した記者会見で販売戦略について言及し、国際線も国内線と同様、自社ウェブサイトでの販売を中心に展開する方針を示した。一部エクスペディアでパッケージと組み合わせての販売も実施する。

 一方で、岩片氏は旅行会社との協業の可能性についても言及。今後国際線を拡大する上で、旅行会社の持つ商品力や販売力は「大変貴重なもの」との考え。現時点で具体的な計画はないが、将来的には旅行会社経由の販売もあり得るという。すでに旅行会社各社と情報交換をしており、「(既存のあり方とは異なるかもしれないが)我々なりのお付き合いをしていく」考えだ。GDSとの契約も検討しているという。

 運賃は、国内線と同レベルで設定し「国内線に乗る感覚で国際線にも乗っていただきたい」考えだ。10月28日に就航する成田/仁川線では、片道6980円から2万9980円で設定。さらに、ウェブサイトでは就航を記念し、特別キャンペーン運賃を用意した。4000席分を片道980円で提供する。キャンペーンの予約対象期間は10月28日から2013年3月30日までで、販売期間は10月10日23時から10月17日24時までとした。また、エアアジアのオンライン旅行サイト「エアアジア・ゴー」でも、航空券とホテルを組み合わせたソウル2泊3日のパッケージを6283円から販売する。

 なお、エクスペディアジャパンでも、10月10日23時から10月17日24時まで、ソウルのスペシャルパッケージツアーを販売。旅行期間は10月28日から2013年3月30日で、旅行代金は空港税込で8257円から。各日程で売り切れ次第終了となる。