エアアジア・ジャパン、10月28日に成田/仁川線-新路線は4時間圏内
▽11月に釜山就航、国際線拡大へ-第2拠点は中部などを検討
JWでは今後も国際線の路線数を増やしていく計画だ。まずは11月末頃に成田/釜山線を運航する予定。さらに、台湾や中国、グアム、サイパンなど、出発地から4時間圏内へ就航していく考え。国内線、国際線ともにバランスを取りながら増やしていきたいとしながらも、成長性の高い国際線の比重が高まってくるとの見通しだ。
また、拠点空港の増加もはかる。岩片氏は第2拠点として、中部をはじめ、北九州、沖縄、仙台を検討。来年中には決定する予定だ。拠点空港は周辺に大きな人口圏があり、現地からの需要が見込め、24時間空港、もしくは遅くまで運航可能で、混雑もなく、アクセスが良いなど、さまざまな条件から検討。着陸料を含むコスト削減やインセンティブなど空港側の協力も求める考えだ。
一方、第1拠点である成田に対しては、空港コストの削減を引き続き働きかけていく。例えば国際線の場合は運用ルール上、共通のバゲージハンドリングシステムを利用するが、使用料は1機材あたり8万5000円。小型機材を運用するLCCにとっては1人あたりの単価が高くなる。このため国際線では受託手荷物料金を国内線よりも200円高い999円に設定したという。岩片氏は「運用面、時間面もそうだが、コスト面でも空港の努力がないと、大幅に増やしていくのは困難」とし、改善を求めていく方針を示した。