KNT、8月の海外旅行は3.2%減、団体は五輪効果で40.8%増

  • 2012年10月10日

 近畿日本ツーリスト(KNT)の2012年8月の旅行取扱状況は、前年比1.9%減の412億9434万円となった。このうち海外旅行は3.2%減の165億5643万円。一般団体はロンドンオリンピック関連団体を中心に、65.6%増と大幅に増加。学生団体も21.9%増となり、団体旅行全体では0.8%増と前年を上回った。一方、企画旅行はホリデイがヨーロッパ、オセアニア、中国を中心に伸び悩み、取扱額・人数ともに10.1%減と減少。個人旅行も20.7%減と振るわなかった。

 国内旅行では2.6%減の235億5457万円。団体旅行は11.0%増となり、特に学生団体がスポーツや合宿、遠征などの取扱が伸びて10.7%増と好調だった。企画旅行は取扱人数は1%減と微減だが、取扱額では6.2%減となった。東京商品や東北商品は前年を上回ったが、九州や沖縄が伸び悩んだ。外国人旅行は71.5%増だった。