ノースウェスト・テリトリーズ、ブルーノート東京でオーロラの魅力訴え
カナダのノースウェスト・テリトリーズ(NWT)観光局はエア・カナダ(AC)とカナダ観光局(CTC)の協力のもと、10月1日から31日まで、ジャズクラブ「ブルーノート東京」で「カナダ・オーロラ・フォトギャラリー」を開催する。ブルーノート東京に訪問する、金銭的に余裕があり、感性が豊かで情報感度の高い客層をターゲットに冬の需要喚起と、オーロラ鑑賞場所としての認知向上をはかる考えだ。ブルーノート東京は月に1万5000人訪問するという。
キャンペーンでは、ブルーノート東京にオーロラフォトパネルを展示し、プロモーションビデオを定期的に放映するほか、旅行会社のパンフレットを設置する。また、アンケートキャンペーンも実施。アンケート回答者から抽選でカナディアン・ダイアモンドをプレゼントする。ブルーノート東京の店内チラシやメ-ルマガジン、新聞広告、NWT公式ウェブサイトなどで告知していく。
10月2日に開催したカナダ・オーロラ州プロダクトセミナーで、同観光局マーケティング・コーディネーターのブライオニィ・ライト氏は「ノースウェスト・テリトリーズは手付かずの自然や伝統的な文化が根付いている。夏は白夜、冬は真っ暗な夜空とオーロラが神秘的」と魅力を訴えた。イエローナイフはオーロラベルトの真下にあるため、鑑賞率も高いという。
また、同観光局日本地区リプレゼンタティブの府川尚弘氏によると、オーロラのシーズンは11月後半から3月中で、主な観光地はイエローナイフだ。2011年度(2011年4月~2012年3月)のNWTへの日本人旅行者数は前年比9%増の約8450人だが、オーロラを目的とした日本人旅行者数は約7400人。府川氏は「ファーストタイマーは約5000人から6000人。この層のリピーター化をはかりたい」と意欲を示した。
さらに、8月下旬から9月にかけて見ることができる「夏のオーロラ」についても力を入れていきたい考え。夏は気候もよく日中のアクティビティが冬よりも豊富で、オーロラに加えさまざまな楽しみ方が可能だという。
なお、セミナーではACマーケティングエグゼグティブの笹淵正一郎氏がイエローナイフへのアクセスを紹介。日本からはバンクーバー経由とカルガリー経由があるが、カルガリーからイエローナイフへは2時間で訪問可能であるとし、アクセスの良さをアピールした。