観光庁、地域観光イノベーションに係る取組公募で4件採択
観光庁は「地域観光イノベーションに係る取組案件」として4件の申請を採択した。これは、旅行者のニーズの多様化や旅行スタイルの変化などに対応した魅力ある地域づくりと滞在交流型観光の推進をはかるため、観光地域づくりの先進的な取り組みを実施するもの。応募総数61件のなかから第3者委員会の審査を経て、4件を決定した。
4件のうち、NPO法人きたかみ観光ネクストの「元気 健康になる『北上チャリ時間』事業創造プロジェクト」と日本海コンサルタントの「金沢公共レンタサイクル『まちのり』を活用した回遊向上のための環境づくり」は、観光地域内の回遊性を重視した。また、鹿教湯温泉旅館協同組合の「参加・体験・交流型イベントデータ・情報構造標準化・オープン化とデータ収集・登録・検索、アドワーズ広告用キーワード選択システムの開発」は、情報流通の円滑化を推進し、観光分野での情報提供サービスの向上をはかる。
このほか、エス・ピー・シーの「松山市・道後温泉エリアにおける回遊促進指向ユビキタス情報サービス」を決定。施設共通利用券の導入で観光地域内の競争環境の整備をはかり、サービス改善意欲の向上促進をめざすという。