キャセイ、中・近距離の新Cクラスシート、13年から導入へ
キャセイパシフィック航空(CX)はこのほど、中距離、近距離路線用の新しいビジネスクラスシートを発表した。FFP会員の意見を取り入れながらデザインしたといい、リクライニング角度を広げた上で、レッグレストを大型化。また、座席はシェル構造でゆりかごのような稼働方式を採用した。
シートピッチは従来の45インチ(約114センチメートル)から47インチ(約120センチメートル)に拡大し、座席幅も20インチ(約51センチメートル)から21インチ(約53センチメートル)に変更。また、機内持ち込み手荷物や携行品を収納可能なスペースも確保し、全座席にユニバーサル電源プラグと充電用USBポートも設置。
さらに、iPhoneなどを接続してパーソナルモニターでビデオを再生できるコネクターも用意。モニターは12.1インチのワイドスクリーンタッチモニターを採用している。このほか、大型テーブルやカクテル用の拡張式テーブルも配した。
新シートは、CXが保有するすべての中・近距離用ボーイングB777-200型機、B777-300型機、エアバスA330-300型機に装備。1機目のB777型機は2013年1月に導入を終え、A330型機は2013年第4四半期から投入する。全機材への導入完了は2014年末の予定。