沖縄県、MICE素材開発や受入体制整備などの支援事業を公募

  • 2012年9月27日

 沖縄県は、「MICEメニュー開発・受入体制充実等支援事業」の公募を実施中だ。これは、民間事業者などによる沖縄でのMICE開催を促進し、MICE産業の発展をめざし実施するもの。有識者などで構成する事業実施委員会を設置して公募により優れた事業を選定し、助成対象事業として支援する。助成額は総額1億500万円とした。

 応募資格は、沖縄へのMICE開催を推進するために新たなMICEメニューの開発・発掘、受入体制整備などに取り組む、法人や地方公共団体。募集テーマとして、アフターMICEやユニークベニュー、チームビルディングなどを開発する「MICEメニュー開発」と、MICE歓迎環境整備、人材育成事業などの「受入体制整備」、開催誘致などの「MICE誘致」の3つを設けた。イベントを対象とした事業や飲食料品などの製品開発が主である事業は対象外だ。

 採択要件は、県外や海外からの具体的なMICEの誘致や、助成終了後の事業の継続性、発展性が見込まれるもの。助成額は1件あたり200万円から3000万円で、人件費、謝金などの報償費、旅費、事業費が対象だ。実施期間は事業採択決定日から2013年3月15日までで、その期間内に精算業務、事後報告など全ての業務が完了する必要がある。

 応募申請書の受付期間は2012年10月4日の午後5時まで。企画提案書や応募書類の提出時間は10月1日から5日の午後5時までとした。公募要項や様式については、沖縄県公式ウェブサイトの観光振興課ホームページに掲載中だ。

 書類の提出先はMICEメニュー開発・受入体制充実等支援事業事務局で、応募申請書は郵送、FAXまたは開封確認付のメールで受付し、企画提案書と応募書類は持参または郵送で提出を受付する。質問については10月1日から4日午後5時までで、開封確認付きメールで受け付ける。

 応募事業は運営事務局で内容を審査し、MICE関連の専門家など第3者で構成される選定委員会で選定する。審査結果は10月18日に通知する予定。後日ウェブサイトでも公表する。