アメリカン航空、B777全行程で「エレクトロニック・フライト・バッグ」使用

  • 2012年9月20日

 アメリカン航空(AA)は、iPadを使用した「エレクトロニック・フライト・バッグ」(EFB)プログラムを拡大する。EFBはパイロットがコクピットに持ち込む、約16キロの参考資料やマニュアルに代わるもの。民間航空会社で米連邦航空局(FAA)に飛行中の全工程で、コックピット内でのiPadの使用を許可されるのは、AAが初めて。これにより、現在の燃油価格の場合で年間120万ドルに相当する燃料を節約できるという。

 パイロットによるiPadの利用は、ボーイングB777型機にて今月から始まる。AAは2012年末までにはすべての機材を対象にFAAからの承認取得をめざし、2013年からは飛行マニュアルと大半の航路図について紙媒体での配布を廃止する予定。