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ヴァージン、羽田/ロンドン就航計画、成田は自社便維持せず

  • 2012年9月14日

VS・B787型機イメージ(Boeing Photo) ヴァージン・アトランティック航空(VS)は2014年春以降、成田/ロンドン線を羽田/ロンドン線に切り替える計画を進めている。2014年春を目処に羽田空港の国際線ターミナルが拡張され、長距離路線でも利用が可能になる昼間時間帯の運航をめざすもの。VSは2014年にボーイングB787型機を受納する予定で、東京路線への導入も検討しているという。

 羽田路線の就航をめざす航空会社で、計画段階から成田路線の廃止方針を明らかにした航空会社はVSが初。羽田空港の再国際化に伴う成田空港の空洞化がかねて懸念されており、国土交通省でも航空交渉などで路線維持を求めているところ。VSでCOOを務めるジュリー・サウザン氏(リンク)も今年4月の本誌インタビューに対して、「成田空港の路線を維持した上で羽田の路線を運航するよう求められている」ことに失望感を表していた。

 今回の計画公表についてVS広報担当者は「確定ではない」としつつ、2014年までには成田からの切り替えが認められる見込みがあり、さらに全日空(NH)とのコードシェアによって成田線を維持する形をとれると説明。現在は路線申請が可能になった時点で「いち早く申請できるよう」準備を進めている段階という。