イタリア専門のジョコンダ、現地での医師往診日本語サービス開始

  • 2012年9月20日

 イタリア専門のツアーオペレーター、ジョコンダは先ごろ、イタリア旅行中に医師の往診手配を日本語で受けられるサービスを開始した。医療関連事業を展開するメディコールイタリアと共同で「メディコール日本語サービス」として展開中だ。一般の渡航者に加え、旅行会社や添乗員用の特別契約プランも設定している。

 これは、イタリア旅行滞在中の怪我や病気、体調不良などの際、通話料無料のフリーダイヤルで日本語で医師の往診手配が可能となるサービス。電話は日本の看護師、保健師の免許を取得した日本人オペレーターが対応するため、電話口での簡単な健康相談も可能だ。

 往診はローマ市内のホテルであれば最速45分で手配可能。診療中通訳が必要な場合は、医師の携帯を通じて通訳もするという。また、費用は一部の例外を除き海外旅行保険の対象になるため、保険加入者は保険会社に帰国後全額返金を請求できる。

 サービス料金は、渡航者向け通常プランの場合、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ベニス4都市の往診で現金で200ユーロ。4都市以外はサービス利用後の電子決済で一律2万2000円とした。通訳不要の割安プランも用意している。

 また、旅行会社や添乗員用にはコミッションを支払う特別契約プランも設定。ジョコンダによると、現在イタリアに強い個人旅行会社約10社が利用しており、出発前に旅行者にサービスを案内しているという。