12年上期のホテル料金、5年ぶりに全地域で上昇-ホテルズドットコム

  • 2012年9月13日

 ホテルズドットコムジャパンがこのほど発表した調査によると、2012年上半期の世界のホテル宿泊料金が5年ぶりに調査対象の全地域で上昇し、全世界平均で前年比4%増となった。現地の格安航空会社の拡大により特にアジア地域内の飛行機での旅行機会が増大。低料金になったことで旅行ブームが起こり、宿泊業界にも好影響を与えたという。

 2011年度は前年割れだったアジアの宿泊料金は、日本やタイが震災や洪水から復興し、主要都市の料金が大幅に上昇。アジア全体で4%増となった。またヨーロッパ地域はユーロ圏の経済危機が宿泊料金に影響。アテネが10%減の1万1324円、リスボンが5%減の1万1343円、バルセロナが5%減の1万4491円、マドリッドが3%減の1万1579円となり、特に、ローマは17%減の1万5517円となり、ヨーロッパ地域で最も落ち込んだ。一方、ベルリンは13%増の1万1315円、フランクフルトは2%増の1万2760円となった。