全日空、7月の国際線旅客数は11.6%増、利用率は欧米線微減
全日空(NH)の2012年7月の輸送実績で、国際線の旅客数は前年比11.6%増の56万5594人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を8%増としたところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は9.8%増となり、利用率は1.2ポイント増の76.8%となった。
方面別では全路線で旅客数が増加しており、欧州は14.3%増、アジア・オセアニアは13.1%増と2桁の伸びを示した。ただし、利用率は北米と欧州が前年を割り込んでおり、座席供給量の拡大に需要の増加が伴わなかったと見られる。
なお、2010年比では旅客数が38.1%増と大きく増加。ASKは35.9%増、RPKは26.0%増で、利用率は6.0ポイント減となっている。