アジアの航空運賃、域内国内線が値上げ、日本発は北米方面が上昇
日本旅行・アメリカンエキスプレス(日旅アメックス)が発表した2012年第1四半期の「アメリカン・エキスプレス・アジア・パシフィック・ビジネス・トラベル・モニター」によると、アジア太平洋地域の航空運賃はほぼ横ばいに推移した。方面別では、他の路線と比較すると域内の国内路線の運賃の値上がりが目立ち、第1四半期よりも5%上昇。特にインドとオーストラリアの国内運賃の値上がりが、地域全体の動向に影響を与えているという。
また、アジア域内の路線は新しい格安航空会社の参入により運賃が安定化し、前年比で2%減少。欧州、中東方面は中国やインドなどでの値上がりが影響し、1%増となった。
日本発の運賃は、第1四半期と比べて大きな変動はないという。ただし、アメリカ路線は3%増加。これは、震災の影響で昨年の同期間の運賃が減少したことによる反動だという。また、欧州・中東路線は、一部の航空会社の値下げの影響で、2%減となった。