トップツアー、6月の海外旅行は25.2%増-国内旅行は0.8%減

  • 2012年8月20日

 トップツアーの2012年6月の旅行業総取扱額は、前年比5.5%増の116億8945万円となった。このうち、海外旅行は25.2%増の30億4234万円。団体旅行では教育団体で、2011年に実施した複数の大型団体が実施場所を国内へ移行したり、実施月を変更したことなどが影響し、71.5%減と大幅に減少。しかし、一般団体が88.7%増と好調だったため、団体旅行全体では48.3%増となった。

 個人旅行では自社企画商品が57.2%増、他社企画商品も11.1%増と2ケタ増となり、企画商品全体で27.0%増となった。その他の個人旅行は4.3%減だった。

 海外旅行の取扱人員は、31.8%増と前年を上回った。団体旅行の取扱人員は75.8%増で、とくに伸び率が高かったのは台湾の475.2%増と中国の277.0%増、その他アジアの271.4%増だった。企画商品全体の取扱人員も35.8%増と前年を超えた。前年を上回ったのはシンガポール(116.7%増)、韓国(60.8%増)、欧州・ロシア(55.7%増)、ハワイ(48.3%増)、大洋州(47.8%増)、香港(38.3%増)、北米(26.2%増)、中国(21.4%増)だった。

 国内旅行は0.8%減の82億3342万円とほぼ前年並みとなった。団体旅行は教育団体、一般団体、全体ともに0.6%減。個人旅行は、企画商品が4.3%増、企画商品を除くその他の個人旅行は2.9%減だった。訪日旅行は0.6%増の2億389万円だった。