古代ローマ時代の遺跡やバロック建築が数多く残るローマでは、老朽化に伴う文化財の修復が急務となっています。

　この度、観光スポットとして外せない2つの歴史的建造物「トレビの泉」および「コロッセオ」の修復に関してお知らせいたします。

　なお、工期中の全面閉鎖の予定はございませんので、ご安心ください。

■ 工事概要
＊トレヴィの泉
今年の6月に一部剥離が認められた「トレヴィの泉」では、現在修復工事がすすめられております。

　現在、泉の左側の箇所に足場が組まれ、修復は2012年10月末までを予定しております。

　その他の修復必要箇所が見つかった場合には、工事期間が延長される可能性がありますが、
なお、工事期間中もトレヴィの泉へのアクセス、観光は可能です。

　
＊コロッセオ修復工事
古代ローマ時代に建造されたローマのシンボルとも言うべき「コロッセオ」の修復計画が発表されました。

　TOD'S社からの資金提供により、今年2012年12月から工事が始まり、工事終了は2015年半ばを予定しております。

　工事は北側、南側の外壁工事、内部回廊、地下部分など分割して行われるため、工事中もコロッセオへの見学入場は可能で、コロッセオの外側に新しいサービスセンターやチケット売り場、ブックストア、カフェなども整備される予定です。

　
永遠の都「ローマ」の文化財を守るためには、必要不可欠な工事です。

　より魅力的な観光スポットへと変貌を遂げる過程として、ご理解くださいませ。

情報提供：イタリア政府観光局 （ENIT）、日本海外ツアーオペレーター協会