中部、夏の国際線予約は0.3%増の14.4万人-出発旅客は3.4%増

  • 2012年8月5日

 中部国際空港によると、夏期繁忙期間中(2012年8月10日~19日)の国際線予約数は、前年比0.3%増の14万4000人となった。このうち、出発旅客は3.4%増の7万3100人、到着旅客は2.6%減の7万900人となった。

 ピーク日は、出発が8月11日(土)の8800人、到着が8月19日(日)の9000人。混雑時間帯は、出発はチェックインカウンターから国際線保安検査場付近までで午前7時から9時ごろまで、到着は出口前付近で午後8時以降との予想だ。

 出発旅客を方面別で見ると、安近短の近距離アジアが好調に推移した。最も多いのは韓国で、チェジュ航空(7C)が仁川線に週7便で就航したことで座席供給量が増加。11.8%増の1万9000人となった。次いで中国が0.8%増の1万3000人だった。伸び率が高いのは香港で、全日空(NH)が昨年10月末から香港線を新規就航したこともあり、46.9%増の9400人と増加した。台湾はチャイナエアライン(CI)の高雄線運休やエバー航空(BR)の台北線減便が響き、1.8%減の5600人だった。東南アジアは22.6%減の9600人だった。

 一方、北米は6.3%増の1700人、欧州・中東は6.8%増の6300人と、長距離方面が前年を上回り順調に推移。オセアニアは大韓航空(KE)のケアンズへのチャーター便で300人となった。その他、ビーチリゾートは6.8%減の8200人となった。

 なお、期間中の出発便は26便増の420便で、このうち定期便は21便増の414便、臨時、チャーター便は5便増の6便となっている。