ANAグ、豪雨被害の阿蘇市を支援-「ご当地プレーン」就航、ボランティアも
ANAグループは、九州北部豪雨で被災した熊本県阿蘇市に対し、支援金やボランティア活動、ご当地プレーンの就航などを通して被災地復興への協力、支援活動を実施する。
ANAグループと阿蘇市は観光振興や物産振興の分野で協働しており、今までもANAグループの研究員の派遣、特定地域のバスやロープウェーを乗り放題とする「あそまる」キップの設定・販売、電気自動車やプラグインハイブリッド車を使った観光レンタカーの実証実験などをおこなってきた。
今回は阿蘇市の魅力を全国に発信して来訪者増をはかるため、地域活性化事業の一環として自治体「ご当地プレーン」を就航する。ご当地プレーンの就航は、宇和島市、益田市、薩摩川内市に続く4番目。機体には、後方左右の側面に「市名の英語・日本語表記」と「市花(リンドウ)の絵」をラッピングする。ラッピングデザインを施した機材の座席前のポケットには、阿蘇市の紹介資料を設置する。使用機材は、ボーイングB777-200型機。2012年7月30日から2013年5月31日まで運航する。
また、阿蘇市に支援金の寄付やボランティアの実施、支援物資の提供もおこなう。ボランティアでは、ANAグループ社員に対し、阿蘇市社会福祉協議会が開設した「阿蘇市災害ボランティアセンター」への参加を呼びかけている。主な活動は、阿蘇市内での「屋内および敷地内の泥だし作業」「家具の移動」「濡れた畳上げ」「屋敷拭き掃除」など。また、支援物資は、スコップ、バケツ、食器類など現場で要望の強い物資を提供する。