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日本航空、6月の旅客数25%増、利用率も10年上回る

  • 2012年7月30日

 日本航空(JL)の2012年6月の輸送実績で、国際線旅客数は前年比24.6%増の61万8793人となった。座席供給量をあらわす有効座席キロ(ASK)を6.8%増としたのに対し、有償旅客キロ(RPK)は20.5%増となり、利用率は8.7ポイント増の77.2%となった。震災前の2010年との比較でも、旅客数、ASK、RPKはいずれも経営再建による事業縮小により2割強のマイナスだが、利用率は1.8ポイント増となっている。

 方面別では、韓国が11年比46.1%増、東南アジアが44.0%増と5割近い伸びを示したほか、オセアニアが38.6%増、欧州が14.1%増と2ケタ成長。利用率ではオセアニアが15.6ポイント増、東南アジアが14.8ポイント増と大きく回復した。

 2012年6月までの上半期の累計では、旅客数が18.8%増、ASKが3.1%増、RPKが17.3%増で、利用率は9.0ポイント増の74.2%。10年比では旅客数、ASK、RPKが25%強のマイナスとなったが、利用率は0.2ポイント増と上回っている。


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