オリエント・エクスプレス、ノーザンベルの新車両運行開始

  • 2012年7月24日

 オリエント・エクスプレスは列車「ノーザンベル」に新型車両を導入し、8月から計7両で運行する。新型車両は1960年代に王室列車の一部であった車両で、1999年にオリエント・エクスプレスが購入。2008年から運行に向けた修復作業を開始していた。

 ノーザンベルの各車両には、アニック、ビーバー、チャッツワース、グラームスそしてワーウィックなど、かつての城や貴族の館の名前がついており、新型車両はスコットランド城にちなんで「デュアル」と命名。それぞれの特徴的なデザインが車両のインテリアにも反映されており、デュアルにはアザミの模様のカーテンや、デュアル城の城主だったマクリーン一族のタータン柄のクッションなどといった装飾を反映した。

 新型車両は列車の最後部に連結。ノーザンベルは年間の定期運行のほか、全車両のチャーターにも対応する。