日本旅行は2012年下期のマッハ、ベストツアーを設定し、7月6日から順次販売を開始した。下期も3年目となる「旅の満足計画」を引き続き強化。満足、感動、充実の旅にこだわったラインナップを揃えた。上期は当初、前年比10％増の16万5000人を目標としていたが、それを上回る15％増の17万人となる見込みで推移している。下期は5％増の18万3000人の送客をめざす。

　ヨーロッパでは「もっと好きになる。ヨーロッパの旅」キャンペーンを継続。新たにビジネスクラス、プレミアムエコノミーの手配を即回答で対応するほか、ハネムーナー向けの特別観光プランも新規設定。また、オーロラやお祭りといった下期ならではの商品も組み込んだ。パンフレットを例年より約2週間早く設定し、出発60日前までの予約に早期割引として1人当たり1万5000円割り引く施策も実施する。

　アジアは上期の好調を受けて引き続き強化し、特にシニア・女性向け商品を増強。シニア向けではテーマ性あるSIT商品やインドの添乗員付きコースを新たに設定したほか、大人の女性向けにドラマ、歴史にこだわった韓国コースを設定した。また、ビジネスクラス設定や、専用車・専属ガイド、添乗員の案内コースも拡充している。

　このほか、価格訴求型商品のバリエーションも広げる。特に下期はウェブ専用商品を強化。「ウェブコレクション」の販売を毎月2回に広げるほか、「ワケありシリーズ」もウェブ限定で展開していく。日本旅行の上期見込み、下期目標は下記の通り。

▽上期見込み（方面：見込み数／当初目標）
アジア：8万5000人／8万5000人
ヨーロッパ：4万8000人／4万4000人
ハワイ：1万1000人／9500人
グアム・サイパン：1万5000人／1万5000人
アメリカ・カナダ：4000人／5000人
オセアニア：4000人／3500人
中国：3000人／3000人
合計：17万人（前年比15％増）／16万5000人（前年比10％増）

▽下期目標（方面：目標数）
アジア：10万3000人
ヨーロッパ：4万6000人
ハワイ：8500人
グアム・サイパン：1万6000人
アメリカ・カナダ：3000人
オセアニア：4000人
中国：2500人
合計：18万3000人（前年比5％増）